目で掴む。手で考える。心でつくる。

私たちの仕事は熟練を要する職人芸。
ファジィな素材を用い、マシンの心をも読むような感性を要します。
それを実現するのが私たちの手。
水作業が多く少しガサガサしていますが、ほんのちょっとした風合いの違いも感じ取ります。
色の違いはCCMで数値化できます。
けれどもその色がどう感情に訴えるかは、目を通して計るしかありません。
世の中の感覚で見れば、非効率的でアナログ。
そんなものづくりを続けるのは、それが心に響くモノと確信しているから。
私たちにしかできない仕事だから。

アナログは、私たちの誇りです。

この感動を次世代へ

アジサイ咲く公園での雨の日デート。相合傘。あのドキドキ感。
寒さに耐え辛く長い道のりを経てたどり着いた山頂。御来光。その美しさ。
私たちが作り上げた生地は消費者の手に渡り、素敵な思い出や記憶を生み出す一助となります。
しかし残念ながら、感動を生み出すのが繊維ならその源泉にある自然を壊すのも繊維という事実。
ある報告によると、ファッション・アパレル業界が排出するCO2の量は石油産業に次いで２位。
また排水による汚染のおよそ20％が繊維製品の染色や薬品処理に由来すると言われています。

感動を次世代に残すため、私たちは今ある自然環境を守ること。
そして、持続可能な発展に向けた取組を進めています。